【ファンタブル】テンプスタッフの無期雇用派遣の実態や口コミ

れいか
2017年4月からテンプスタッフが事務の無期雇用派遣をスタートしたようね。これで大手の派遣会社はほぼ全て無期雇用派遣のサービスを開始したことになったみたい。
みなみ
テンプスタッフだけが無期雇用派遣を行っていなかったことに驚きです。でも以前に無期雇用派遣は危険と酒井先生から教えてもらいました。
酒井先生
テンプスタッフが行う事務の無期雇用派遣「funtable(ファンタブル)」は今まで他社が行っていたものと少し違います。事務未経験の方が対象で、派遣先で直接雇用してもらうことが前提です。イメージとしては、期間の長い紹介予定派遣。かなりイレギュラーかつ他社は真似出来ない画期的なサービスとなっています。

無期雇用派遣サービス「ファンタブル」とは

引用:テンプスタッフ

テンプスタッフは今まで、テレマーケティング・エンジニア・研究開発・CADなどといった専門性の高い派遣社員を自社で採用し、独自で無期雇用派遣を行っていました。

2017年4月3日に開始した無期雇用型派遣サービス「funtable(ファンタブル)」は、事務未経験者を対象にしています。このサービスでは説明・面接・研修を経て採用して、テンプスタッフの無期雇用派遣社員として派遣先で就業してもらい、後に自分の要望に合わせた企業で直接雇用されることを目指しています。

なおテンプスタッフにおいては一般的な無期雇用派遣と、このファンタブルが並走する形になるため非常にややこしいのですが、前者と混同しないために前提理解として以下の記事は読んでおいて下さい。

【無期雇用派遣】実は危険な働き方…メリット・デメリットを解説

2016.07.20

ファンタブルの目的

どこの企業も人手不足が加速し、有効求人倍率が上がっています。しかし企業は「即戦力」を求めているため、派遣と言えども未経験者の事務職採用は難しい状況となっています。しかし就職難やブラック企業などの影響で、第二新卒や就職浪人せざるを得ない方など、未経験で事務職を希望する方が年々上昇しています。

その状況を打開するために考えられたのがファンタブル(funtable)。

fun(楽しむ)
t(テンプスタッフ)
able(可能にする)

事務未経験であってもテンプスタッフで行っているキャリア形成によって登録者をしっかり育成し、派遣先で就労させて、直接雇用させることを目的としています。女性一人ひとりが「楽しく」「夢を実現」し、「テンプスタッフの一員」として就労する。創業者が女性であるテンプスタッフゆえの考え方です。

他社が行っている無期雇用派遣との違い

事務未経験者を対象にしている

他の派遣会社でも事務の無期雇用派遣は行っていますが、どこの会社でも未経験者というのは採用から(暗黙に)除外されていました。しかしテンプスタッフの行っている無期雇用派遣は事務未経験の方だけを対象にしています。

派遣先企業で「直接雇用」させることが前提

これまでの無期雇用派遣は派遣会社の無期雇用派遣社員になり、期間の定めなく「ただ働く」ことが目的でした。しかしテンプスタッフの無期雇用派遣は、初めは無期雇用派遣社員として働くものの、最終的には派遣先で直接雇用されることを目指して就労させるため、派遣社員のモチベーションが高く維持されるメリットがあります。

テンプスタッフもファンタブルに対し「転職」という表現をしています。あくまで就職活動の一環、これまでにない新しい働き方であることが分かります。

無期雇用派遣の最大のデメリットは「ゴールが見えないこと」でした。無期契約の月給形態で派遣会社に雇用されても、その実態は正社員ではありません。そのため無期雇用派遣社員らのモチベーションを維持するのが難しく、正社員を目指して自分で就職活動をした方が早いという指摘が絶えませんでした。

しかしファンタブルの場合は紹介予定派遣のように「直接雇用前提」であるため、無期雇用派遣の新たなモデルになると期待されています。

自分の希望に合った研修プログラム

派遣先で必要となるスキルを研修を通じて学ぶことができます。そのためPCの基本操作だけでなく、語学やITスキルといったものも習得できます。また研修プログラムの中にはどこの企業でも必要とされるトランスファラブルスキルを身につけることが可能です。

トランスファラブルスキルとは、どんな仕事にも転用・応用可能なスキルのこと。マーケティング力や課題解決力、協調性といったビジネスでは欠かせないスキルを言います。

ファンタブルのメリット・デメリット

メリット

  • 事務未経験者が対象
  • 派遣先での直接雇用が前提
  • 研修によるキャリア形成

ファンタブル最大の魅力は、事務未経験の方を対象にしていることです。テンプスタッフが自らの研修サービスによって確実にキャリア形成できる自信があるからでしょう。インテリジェンス(DODA)を吸収しパーソルグループとして拡大したため、派遣だけでなく転職や就職に関する人材ノウハウは業界一。他社の無期雇用派遣で不採用となった方でも採用される可能性はあり、現段階で派遣業界最大手のテンプスタッフで就労することはキャリアプランを練る上で最も正社員への近道となるはずです。

またずっと派遣社員として働かせるのではなく、希望に合った企業があれば、直接雇用を派遣先に促すこともしてくれます。もちろんそれは派遣先企業にとっても同じで紹介予定派遣より長い期間を経て採用できるため、よりミスマッチを防ぐことが可能となります。

デメリット

  • 若年層向け
  • 選考がある
  • 直接雇用までに期間の定めがない
  • 採用場所が東京のみ(2017年5月現在)
  • 派遣先のメリットがない(未開拓)

テンプスタッフの行う無期雇用派遣はキャリア形成を図る観点から年齢制限を認めることができる例外事由にあたる第3号のイに該当します。かつ未経験者に限定しているため、若年層向けのサービスとなっています。現実的な選考ラインで見ると事務未経験でも35歳以上の方が採用される可能性は極めて低いでしょう。

また派遣先に直接雇用を促すものの、紹介予定派遣のように期間の定めがなく、企業の求める採用基準に満たしていない場合はそのまま継続して、派遣社員として働かざるを得ないことも考えられます。つまり、選考に通った後は良い意味でも悪い意味でも自分次第。「期間が無い」ということは、派遣先にとっても期日が定められていないことを意味するため、派遣先があなたを直接雇用するメリットを感じなければ一生無期雇用派遣社員として浸け置きされる可能性があります。

同様に、現段階において「未経験者を派遣社員として受け入れたい」と感じる派遣先がどれだけあるかも不明です。そこはブランド力があるテンプスタッフだからできるところではありますが、それでいても難しい面はあるはずです。

派遣の常識を覆すテンプスタッフの新しい取り組み

2017年4月より開始してまだ間もないサービスですが、求職者から非常に注目されている新しい取り組みです。またテンプスタッフとしても東京での無期雇用派遣を皮切りに大阪や名古屋へと事業を拡大していくことを掲げています。

これは自社の教育力とノウハウ、派遣会社としての基盤ができていなければ到底できないサービスです。ファンタブルの無期雇用派遣サービスはこれから大手派遣会社のロールモデルとなることには間違いありませんが、中小派遣会社が真似することは難しいサービスです。

酒井先生
個人的には無期雇用派遣について否定的でしたが、ファンタブルの登場によって見方が180度変わりました。開始間もないため問題はまだあるものの、各社の無期雇用派遣サービスの中ではファンタブルが最も現実的であり、また広まってほしいと願っています。

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