働いてはいけない!危険な派遣先7つの特徴

みなみ
実は派遣先で職場見学のときに説明された内容と全く違う仕事をさせられています。時給分はちゃんと貰えてるし特に不満はありませんが、危険な雰囲気を感じています・・・。
酒井先生
労働条件と異なる仕事をさせる行為は労働基準法違反になります(労働基準法第15条)。正社員(総合職)であれば幅広い業務をやらせたり、また自社で雇用されている社員であればある程度の許容がありますが、派遣の場合は「派遣会社」に雇用され派遣先で就業するわけなので、契約外の業務をさせてはならず、またその規制も厳しいものとなっています。

危険な派遣先7つの特徴

労働基準法・派遣法に違反していなくても、「危険な派遣先」はたくさんあります。その目安となるポイントを紹介していきますので就業する前に確認してみて下さい。

なお以下の内容は実際に働いてみないと分からないものばかりで、就業前に把握することは難しいのが現状です。ただ、その事態を把握したら派遣会社に連絡し、契約更新しないよう、又はすぐさま契約を打ち切ることをおすすめします。

①労働条件と実際の仕事内容が異なる

派遣先が労働条件と異なる仕事をさせることは労働基準法に違反します。派遣社員の仕事は政令26業務以外を自由化業務と言いますが、これは労働条件に明示する内容のみのことを意味しています。

れいか
事務の仕事だと、労働条件に記載されていないお茶出しや郵送物の整理などといった雑務がありますが、これは違反にならないのですか?
酒井先生
こうした雑務は労働条件や契約書に「自由化業務その他付随的業務」と明示する必要があります。また雑務が就業時間の大半を占める場合は、労働条件を変更しなければなりません。

②職場環境・労働環境が悪い

派遣社員ではなく、他の正社員らが毎日のように残業していたり、正社員が疲れきって休みが取れていないような派遣先は危険です。また社員同士の仲が悪い、上司の怒号がいつもどこかで響いているなども問題です。働きづらい環境の中にいるといつかは派遣社員であるあなたにも飛び火する可能性があります。

③契約更新期間が毎回短い

契約更新期間が毎回のように1~2ヶ月で結ばれている場合は危険信号です。

スポット・臨時的な内容ではない業務において契約期間が短い理由は、派遣先がいつでも派遣社員を切れる状況にしておきたいためであることが多く、会社としての基盤も危ぶまれます。しかし、外資系企業のように常に能力・実績で評価するような派遣先であると契約期間が短いこともあります。この場合は「高時給」という形で恩恵を受けているためその根拠が分かりますが、特に理由もなく、又はその理由が説明できないような派遣先については注意が必要です。

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④常に求人が出ている

人手不足が続く理由に、その派遣先の離職率が高いことが考えられます。会社の業績が良いために人材が不足していることなら話は別ですが、そうした優良企業にはすぐ人が集まるもので、常時求人が出ているということはありません。

具体的には2ヶ月以上求人が掲載されているような派遣先には注意してください。求人内容には「掲載日」が記載されていますのでそちらを見るようにしましょう。ただ何度も書き換えられている可能性もありますので営業担当にその実態を確認しましょう。

⑤コンプライアンスが整っていない

会社のイベント、飲み会などが強制参加になっていたり、「派遣社員の扱い方」を知らないような派遣先で働くことは危険です。

こうした実態は中小企業の派遣先に多く、就業規則や社内コンプライアンス制度が機能していないワンマン企業に多い傾向があります。特に派遣初心者の方はできる限り企業規模が大きい派遣先、ある程度知名度が高い派遣先で仕事を始めるのが安全です。

⑥有給休暇や産休を取得させてくれない

派遣社員でも有給休暇や産休、生理休暇を取得することは可能です。取得するための条件はあっても、取得するのに制限はありません。取得するのを拒むような派遣先や、取得することで契約を切る又は悪い条件を提示する派遣先は非常に危険です。

休暇に関する付与義務は「派遣先」に生じるため、逆にこれを利用して派遣先があなたに対してどういった反応を取るか図ってみてもいいかもしれません。

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⑦苦情の申出先の方が相談に乗ってくれない

派遣先における相談については、契約書で記載されている苦情の申出先の方に委ねられます。職場環境や労働環境の改善を求めるときはその方に相談するべきですが、話しにくい方や聞いてくれない方だと意味がありません。

危険な派遣先を紹介する派遣会社にも問題あり

働いてみないとわからないことも多いですが、派遣会社が事前に情報収集を怠らなければ、派遣先が危険であるかどうか判断することは可能です。派遣社員のことを考えた派遣ではなく、派遣先のご機嫌伺い、あるいは営業担当の数字のための派遣であると判断できる場合は非常に危険です。

中でも危険な派遣先が多いのは中小派遣会社です。大手に負けないように求人数を無理やり伸ばそうとする傾向があり、どんな企業からも派遣の依頼を受けてしまうからです。

一方、大手派遣会社は求人数が多いだけなく、そのブランド力と知名度で派遣先を選べる立場にあり、危険だと思う派遣先は派遣社員のことを考えて派遣依頼を受けないようにしています。これが大手と中小の大きな差です。また優良派遣事業者など第三者機関の認定の有無で派遣会社を見てみるのも大切です。

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