103万円の扶養内でも派遣で働くことはできますか?

れいか
夫の収入に対して無駄な税金がかからないよう扶養内で働きたいんですが、派遣社員であってもそれは可能なんでしょうか?
酒井先生
「派遣」と聞くとアルバイトと違って、どちらかというと正社員や契約社員のようにフルタイムでの勤務を想定している人が多いですが大きな誤解です。派遣はアルバイトのように自由に働くことができます。主婦層や子持ちの方であれば、パートタイムで週2~3日働き、扶養内かつ社会保険未加入で済ませることもできます。確かに全ての案件でそれが可能になるわけではありませんが、条件を満たすための就業条件をしっかりと確認しておくことで対処可能です。

扶養内で働くことができる派遣案件の見つけ方

扶養内の案件を探す場合、求人サイト(リクナビ・マイナビなど)や各派遣会社の求人欄の検索窓に「扶養内」と打って検索してみましょう。

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引用:リクナビ派遣(テンプスタッフ

派遣の働き方の最大の魅力は、ワークライフバランスを保つことができる点です。あなたが「こう働きたい」と望む働き方が、派遣においては可能です。

リクナビ派遣などの求人サイトでは派遣会社がごちゃごちゃしており上記のように「扶養内」と検索を入れても実態が分かりにくいですが、派遣会社に登録後、担当の営業マンやカウンセリング担当の人間に自分の希望を伝えれば、基本的に望んでいる働き方が可能な仕事を紹介してくれます。

扶養内103万円以内で働くためのコツ

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長期派遣で同じ職場で働く場合

扶養内で働き続けるためには、年間の収入を103万円以内に抑える必要があります。主に課税額での計算となり非課税である交通費を除いた計算になります。従って、月収8万5千円以内に抑えることで扶養内として扱われます。なお、扶養内で働いているかの確認として、配偶者の働く会社に源泉徴収を提出する必要もあります。

扶養内での月収例

【時給1300円】×【5H(1日の労働時間)】×【3日(週に働く日数)】×【4週間】=月収78,000円

就業日数が1日前後してもこの範囲であれば、扶養内の103万円以内にて働くことができます。

103万円以下でも社会保険加入条件になる可能性がある
所属する派遣会社の正社員の労働時間・労働日数の4分3以下で働くかないと、103万円以下の収入でも社会保険加入条件に該当することがあります。これは派遣先の派遣期間を元に算出されます。例えば3ヶ月間の派遣期間であれば、その間は派遣会社の社員並みに働かないように気をつけなければいけません。

週5勤務のフルタイムで働く場合

週5勤務のフルタイムで派遣で働く場合、2ヶ月以上の契約を結び「更新なし」で働けば社会保険未加入で済みます。

先ほど「103万円以下でも社会保険加入条件になる可能性がある」と解説しましたが、その算出期間は2ヶ月以上であることが条件です。従って、2ヶ月以内の期間であれば、労働時間・労働日数の4分3以上働いても問題がないことになります。

フルタイムで働きながら社会保険未加入に抑える勤務例

【時給1300円】×【8H(1日の労働時間)】×【5日(週に働く日数)】×【4週間】=208,000円

これを更新せずに繰り返すことで社会保険に加入せず働き続けることができます。

月収においては所得税が引かれますが、年間で103万円超えなければ年末調整で返還されます。労働条件だけ見ると正社員並に働いていますが、契約を2ヶ月(更新なし)で切ることで最終的に税金が引かれることなく収入を得ることができます。

派遣社員の交通費は非課税

派遣社員には交通費が支払われないことが一般的で、出勤場所まで自分の持ち出しで通勤しなければなりません。また持ち出しとなる交通費は非課税なので、個人の所得は103万円のままです。「交通費込」として時給が高く設定されているところもありますが、それでも結局103万円の中から交通費を捻出していることに変わりはないため、稼ぎの総額は減ってしまいますし、かけられる税金は変わらないため損をしてしまいます。

従って、派遣会社を選ぶ際は、たとえ時給が安くても交通費が別途支給される派遣会社を選んだ方が得です。

  • 交通費が出ない派遣会社の場合
    103万円の中から交通費を捻出することになる
  • 交通費が時給に含まれている場合
    時給自体は高くなるが103万円の上限は変わらないため損する
  • 交通費が別途支給される場合
    時給が100~200円安くなるが103万円を純粋に稼ぐことができる

扶養内の仕事は派遣会社の営業マンに見つけてもらうのが確実

扶養内で働くことができる仕事・案件はリクナビ派遣などの求人サイトで探すこともできますが、信頼のある派遣会社を選んで、そこの営業マンに見つけてもらう方が確実です。求人サイトの情報はどうしても偏りがあったり、集客や登録の勧誘を目的にしたものがおおいため、真実性にかけます。

多くの派遣先や仕事を抱えている大手(リクルートスタッフィングテンプスタッフなど)で登録した方が、働く時間帯以外にも時給や交通費といったところで工面してくれるでしょう。

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