派遣契約の自動更新は禁止!勝手に更新する派遣会社に注意

みなみ
派遣会社から何の連絡もなしに契約更新されていました!たしかに派遣先には満足しているので更新したいとは思っていましたが、派遣社員の意思を確認せずに更新手続きしてしまうなんて…。
酒井先生
派遣契約の自動更新は、派遣法第26条第2項に違反する行為です。有期契約労働者に係る契約更新は、契約期間が終了する1ヶ月前までに更新の手続きを労働者の意思を聞いてから行う必要があります。

派遣契約の自動更新が禁止されている理由

派遣社員の雇用を安定するために良かれと思っても、派遣会社は派遣契約の自動更新をしてはいけません。また派遣先企業が派遣社員に直接、更新の交渉をすることも禁止されています。そのため契約更新する際は、必ず派遣社員と派遣先の意思を聞いて行わないといけません。

派遣社員のように有期契約労働者の契約を自動更新してしまうと、その本旨に反します。更新の有無を聞かずとも派遣先で働かせる意思が派遣会社にあることを意味しており、有期契約の派遣社員が無期化され、雇い止めもできなくなってしまいます。

この状況は派遣社員ではなく、派遣会社に不利になるため、たとえ契約が終了になっても派遣社員を雇い続けなければなりません。派遣契約を自動更新させてしまうと有期で雇える派遣社員のメリットがなくなってしまうのです。

契約更新の手続きが面倒なとき

派遣先が優良企業で更新の意思を聞いてもらわなくても、あなたがそれに応じることが明らかな場合、以下の手段を取れば契約更新の手間をなるべく楽に済ませてくれます。

  • 契約期間を伸ばす
    3~6ヶ月以上の長期の契約を結び、事務手続きの手間を省く方法です。抵触日に当たらない3年以内の期間であれば設定可能です。
  • 更新手続きを電話で行う
    契約更新は口頭でも可能です。

なぜ派遣会社は契約を自動更新するのか

契約の自動更新を行っている派遣会社があれば、その制裁処置として自動更新している派遣社員を無期雇用として雇い入れる必要があります。そもそも自動更新が許される状況であれば、「派遣社員」というものは必要ないはずだからです。

しかし実態として契約の自動更新が行われているのは、例えば人気のない派遣先にあなたという人材を意思を確認せず放り込み、派遣料金を自社に振り込ませる「金のなる木」として継続的に就業させることを考える営業マン・派遣会社が多いからです。

派遣切りも確かに問題ですが、この自動更新も同様に闇が深い問題なのです。そうならないための派遣会社選び、営業担当の質の目利きが重要です。

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