派遣社員の昇給・賃上げの方法~時給を少しでも上げるにはどうしたらいいの?

みなみ
派遣は確かに時給が高いと思うんだけど、長期的にそこで働くとしたら昇給があるのかどうか気になるわ。
れいか
派遣社員が昇給なんて夢のまた夢のように思えるわ。だって期間が決まった派遣社員の賃上げなんて、企業側からみたらあまりメリットがないでしょ?正社員の事務ですら2年間は同じ給料なんてこともある時代だし。
酒井先生
れいかさん、痛いところ突いてきますね。確かに期間の定めのある派遣社員の昇給はかなり難しいのが現実です。しかし、全くないわけではありません。ただ私が派遣会社で勤務し続けて感じるのは、その職場で昇給を望むより、次の派遣先で高い時給にエントリーした方が圧倒的に近道だということです。

派遣社員でも昇給されることってあるの?

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結論から言うと、派遣社員でも昇給・賃上げは可能です。

しかし現実はほとんどの派遣先で昇給は行われておらず、募集段階の時給が契約終了までそのまま継続されます。仮に昇給を行うとなると、最低でも1年以上の長期に渡る派遣案件に限定され、派遣会社のほうから1年毎に派遣先にお願いし、契約書を書き直さなければいけません。従って、派遣先・派遣社員・派遣会社の3者間の関係がかなり良好でないと難しい側面もあります。

給与の見直しは一年に一回まで

一般社団法人日本派遣協会が「派遣社員の給与」について派遣会社に調査したところ、所属する約30%の派遣社員が「昇給した」という結果になりました。

この結果としては、短期で派遣されている方も含まれており1年以上の長期で派遣されている派遣社員に絞るともっと高い数字になることが分析することができます。

派遣会社としては、1年以上の長期に渡る派遣先に対しては1年に1度だけ派遣料金の引き上げ交渉を行います。派遣先は派遣社員も人件費(必要経費)として計上しているため、予算を組み直す決算月(3月や9月)のタイミングで派遣料金を上げる交渉をしています。

時給の昇給額は最高でも100円まで

hyakuen

昇給の可能性があると言っても、その最高限度は悲しいことに100円までです。ですから個人的には、その職場に長く執着するよりも、もっと派遣という働き方のメリットに注目し、どんどん職場を転々とした方が(時給の高い職場に切り替えていった方が)総合的な給料は上がると考えています。もちろん、派遣会社は派遣社員の時給をあげるために派遣先に積極的な交渉をしています。

派遣会社にとっての利益は、
【派遣料金(派遣先が派遣会社に支払う金)】-【派遣社員の時給】=【派遣会社の利益】
となっているため、派遣社員の時給が上がることは派遣会社にとっても有益なことなのです。

しかし、派遣社員が「時給を100円上げてほしい」と言ってきたとしても、派遣会社は利益も考えて交渉するため簡単にできるものではありません。

内部的なお話をすると、純粋に派遣社員の時給を100円上げるためには、派遣先にとっての派遣料金を300円程上げる必要があります。

しかし現実には、派遣料金を300円も上げる交渉は極めて困難です。あなたが優秀で、できることなら自社で直接雇用をしたいという前向きな派遣会社でなければ、この交渉は通りません。ただ、気前の良い派遣先であると派遣料金が上がった分をそのまま派遣社員の時給に加算してくれる場合もあります。しかし、多くの派遣会社は会社の利益が目的のため、100円で交渉できても派遣社員の時給は30~50円UPに落ち着く可能性が高いのです。

派遣社員の求人時給相場・残業・スキル・資格の早見一覧表

時給UPマル秘交渉術!節目を狙って派遣会社にアピール
営業担当は昇給に関して派遣社員に言われない限り全く動こうとしません(何より面倒ですし、交渉は本当に難しいので)。しかしあなたの給与を支払っているのは派遣会社ですから、担当の営業マンを働かせないとあなたの時給はそのままです。そしてその話の切り出し・タイミングが最も重要です。先程もお話したように、派遣料金は1年に1度改定を行うため、その前に営業マンに昇給のお願いをしておく必要があります。これを過ぎてしまうと、昇給のお願いを派遣先にすることはほぼ不可能となってしまいます。

昇給のカギとなるのは、あなたの働きぶり・人柄が最も重要!

派遣先の上司は常に派遣社員の行動に対して評価をしてくれているはずです。2ヶ月に1度、派遣会社の営業マンは派遣先に訪問する必要があるのですが、その際の話題は仕事の内容や事務的なものではなく、ほぼすべて働きぶりや人柄、コミュニケーションに関する、まさに「人(あなた)」についての話題になります。

「◯◯さんよく仕事してくれてれるよ~」

とあなたの話題がプラスの方向で言われている方が、営業マンとしても昇給の交渉はしやすくなります。

次の派遣先で時給UPを図った方が効率的

「時給が上がらないのであれば新しい派遣先へ」

という意識は常に持っておきましょう。むしろ、派遣という働き方は「次へ、次へ」という欧米タイプのステップアップ方式ですから、どんどん仕事のレベルも時給も上げていくのが理想です。たった100円の昇給のために1年後の更新時期に血眼になるより、半年~1年単位で仕事を替えて、500円、1000円単位で時給UPを図った方が効率的だとは思いませんか?

桁が大きくなりすぎると「私にはどうせ…」と思ってしまいがちですが、そんなに難しいことではありません。何度も他の記事でも解説していますが、そういった仕事を見つけてくるのは派遣会社の仕事であって、あなたがその仕事を見つけるのではありません。もちろん、自分自身のスキルアップや向上心を忘れてはいけませんよ。そのためには派遣会社選びや、担当営業マンにも左右されますが、もっと気楽に・楽しく、派遣という働き方をしてほしいを思います。

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