【派遣会社の選び方】登録してはいけない派遣会社の見極め方

みなみ
派遣会社っていっぱいありすぎてよく分からないよ。派遣先の企業で働くんだからどこを選んでも同じじゃないの??
れいか
派遣会社は私たち派遣社員にとっての雇用主よ。お給料をみなみちゃんに支払ってくれるところなんだから慎重に選ばないと。私だったら口コミとか福利厚生の充実性を重視するわね。
酒井先生
派遣会社は毎日のように設立され、毎日のようにどこかで廃業しています。人口に対してその比率が多すぎるとも言われており、大手でしっかり管理されている派遣会社から、全く無名の派遣会社までたくさんあるんです。派遣先が同じだからといって派遣会社選びを怠ると、給与がしっかり支払われなかったり、育休や産休が取れない、福利厚生がまるで無い、ハードな仕事しか紹介してくれない、又は全く仕事を紹介しないなど、トラブルが起こりがちです。

初めて派遣登録する方におすすめの派遣会社

次に挙げる2つの派遣会社から選べば、派遣の就業にあたって、まず間違いはありません。

未経験案件の豊富さ・給与・福利厚生・女性の働きやすさ・求人の豊富さ・担当営業マンのレベルの高さ、基本的なことは全てを備えていますのであなたも派遣の仕事に集中できます。

【業界No.1 派遣会社】テンプスタッフ

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派遣会社は数多く存在しますが、テンプスタッフはそんな中ずっと業績を伸ばし、派遣会社から一目置かれている派遣会社です。大手からベンチャーまで派遣案件を抱えています。従って、自分のやりたい仕事・自分の生活環境に合った仕事が必ず見つかります。またテンプスタッフで登録するとクッキングなどのカルチャー講座、旅行や全国の施設が割引になる特典、資格取得支援など、キャリアアップを含めた福利厚生の恩恵を受けられるのも大きな魅力。テンプスタッフに登録することで正社員以上の待遇を受けることができます。

【世界一の派遣会社】アデコ

アデコは人材業界で世界一のシェアを誇ります。また2017年に実施された「派遣スタッフ満足度調査」において、「口コミ率」部門で第1位。求人数や業績など、表面的な数字ではなく、派遣社員から寄せられた実態面においてアデコが高く評価されています。そして外資系の派遣会社なので基本時給が高く、実力や仕事の成果が正当に評価される風土。派遣会社選びで失敗したくないという方は必ず登録しておくべきでしょう。

優良な派遣会社の選び方【求人を見る】

派遣会社に初めて登録する人でも、その派遣会社が「良い派遣会社」であるかどうかは、実は簡単に見分けられます。

派遣登録前にその会社が掲載している派遣の求人を細かく見てみましょう。なお、ここでは派遣会社そのものの選び方を紹介しています。大手・中小・専門などの派遣会社大枠の違いについては以下を御覧ください。

【派遣会社の種類】大手・中小・外資系 何が違うの?

2017.04.30

「未経験OK」と書かれた案件について仕事内容が細かく記載されている

「未経験OK」と掲載している案件については、当然「未経験」の方の募集が多くなります。従って、事務経験のない人でも安心して仕事ができるように具体的に仕事内容がわかるよう、細かく記載されていなければいけません。例えば業務内容に「電話対応」とだけ書かれている仕事では具体的な仕事のイメージが湧きません。どんな電話がかかってきて、どういった対応をする仕事なのか分かれば、そこで働くイメージがつきやすいですよね。

つまり、派遣社員や派遣先企業のことを考えて「そこで本当に働いてほしい」と真に思っているかどうか求人を見れば分かることなんです。数撃てば当たるで、広告さえ出しておけばいいと考えている派遣会社はとても多く、それは求人の内容に現れているのです。

【良い例】

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就業後どういったフローで自分が働き始め、仕事を通じてどういったスキルを身に着けていけるのかよく分かるリクルートスタッフィング

【悪い例】

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「営業をやる」ということしか分からない。派遣後も突き放されて「現場で自分で覚えろ」と言われることが想像付く(都内の某派遣会社)

引用:リクナビ派遣

これはどちらも「ラウンダー営業」に関する求人の比較です。同じ仕事の案件でも、仕事をしているイメージが湧くのは明らかに「良い例」の方です。

特に、悪い例の「付随する事務処理」という文言には要注意です。これは、派遣会社の営業マンが派遣先へのヒアリングを怠っており、仕事を紹介する立場でありながら、紹介する仕事をよく知らないという恥を晒している証拠です。優良な派遣会社はリクナビ派遣などで求人広告を載せるうえで、必ず派遣先との綿密な商談をしてから掲載するため仕事内容が簡易になることはあり得ないのです。

そもそも派遣社員は契約内容に書かれたもの以外の業務をする必要がないので、「その他全般」などとまとめられた案件は派遣として働くあなたの身が危険です。

こうした派遣会社は自然に淘汰されていくので相手にしなければいいのですが、派遣会社は次から次へと設立されるので、私たち自身でしっかり見極めなければいけません。特に「未経験OK」と謳っておきながら、具体的な内容が書いていないことは、応募者に配慮がない証拠です。

派遣の広告サイトによって求人の見え方が異なる
掲載している広告サイトによって、求人の見え方が大きく変わります。例えば、エン派遣であれば求人内で書き込む際に「改行」ができるため比較的見やすく箇条書きのようになっております。しかし、リクナビ派遣では「改行」ができないため、どうしても、文章として見にくく字が続いてしまいます。そういった場合であっても「◆」や「★」など記号を上手く使いこなして見やすくできます。そうした配慮がされた派遣会社の求人は「どんな人にも見やすくわかりやすい求人にしよう」という気持ちが伝わります。

社会人未経験・ニートの方におすすめの派遣会社ランキングBEST5

2017.05.02

「対象となる方」がわかりやすい

「自分が本当にこの仕事ができるのか?」という判断については「仕事内容」と「対象となる方」をよく確認しましょう。「対象となる方」の部分が自分に当てはまるかどうかわかりやすく書かれていると応募者としても安心できます。しかし、「英語が話せる人」「パソコンが使える人」のように、どのくらいできればいいのか不明確な表現を多用している派遣会社は配慮が足りないと判断できます。

配慮が足りない・人の気持が分からない派遣会社は、派遣社員や派遣先に対してもそのような姿勢・態度であることがほとんどです。

【良い例】

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自分が「対象となる方」なのかどうかがよく分かり、就業後にギャップを感じることも少ない博報堂DYキャプコ

【悪い例】

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「対象となる方」の幅が広すぎる、アルバイトの接客ですら「営業」と表現できるためこの募集に応募するのは非常に危険(都内某派遣会社)

引用:リクナビ派遣

職場環境についてわかりやすい

派遣の求人は勤務地については記載がありますが、派遣先の会社名を伏せていることがほとんどです。

「派遣社員をお探しですか?」という派遣会社からの法人営業を防止するため。

従って派遣先企業の「勤務先について」という欄に細かく会社の風土や職場環境について記載されていることに注目します。会社名がわからなくても「こういった会社なのかな?」「女性が働きやすい職場なんだろうな」と思い浮かぶ上手い表現が必要です。表現の言い回しが巧みであることも良い派遣会社の特徴です。「有能な求人担当がいる会社なんだ」と感じさせます。

【良い例】

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就業先の職場環境や世代層についてよく分かるリクルートスタッフィング

【悪い例】

waruirei3

仕事内容から把握できることをわざわざ勤務先にも掲載するのは「書くことがないから」と判断できる(都内某派遣会社)

引用:リクナビ派遣

悪い派遣会社を判断する方法

案件の種類が少なく業種を絞っている

「軽作業専門」「OA事務専門」「貿易事務専門」といった派遣会社がたくさんあります。専門ということは「特化している」という点では良いように思えますが、それ以外の案件が著しく少ないか、ほとんどないことを意味しています。

「その分野でしか派遣される気がない」という人には良い派遣会社だと判断できますが、大手の派遣会社は「専門」と謳う派遣会社の求人数を大きく上回っていることがほとんどです。下表が「専門」を謳う派遣会社のイメージです。

大手 比較 専門
10000 求人数 300
1000 専門案件 200
9000 その他の案件 100
10% 専門案件の割合 66%

割合で見ると確かに専門派遣会社の方が取扱が多く優れているように見えますが、実態の案件数で見ると大手が大きく上回っていることが分かります。

強みのない派遣会社ほど「専門」や「◯◯中心」という言葉を使いたがる
派遣会社の事業所数は8万を超えます。弱肉強食の派遣業界では「テンプスタッフ」「アデコ」といった大手に勝つために、専門的な派遣を展開して差別化を意図的に演出します。しかしそれは「見え方」の問題に過ぎず、大手派遣会社が抱えている「業種ごと」の案件に絞って見てみると、「専門」と謳う会社が抱えている派遣求人数を大手派遣会社が上回っています。また企業の立場になってみれば分かることですが、採用を行う上で「人を集める」ためには、会員数が多い派遣会社に依頼して派遣社員の集客を行う方が手っ取り早いですよね。企業としても専門派遣会社に依頼するメリットは、「派遣料金が安い」ということでしかないのです。「派遣料金が安い」ということは、そこから捻出される「派遣社員のお給料も安い」ということになりますので注意して下さい。

中小企業なのに案件をたくさん持った派遣会社は注意

会社の規模にそぐわない求人数を抱えた派遣会社も注意すべきです。これは求人数が多いだけで、条件が難しい求人や、人気のない求人を多く持っていることが理由となってきます。

会社としても「求人掲載数」は評価の対象となるため、実績が無くても見てくれのパラメータだけ高く見せることができてしまうのです。

求人内に矛盾がある

「未経験OK」という言葉は、人を集めるうえでのキラーワードとしてよく使われます。求人のフィルターにも「未経験OK」というチェック欄があるぐらい人気のワードです。

しかし「未経験OK」といった文言を書いているにも関わらず「対象となる方」欄に、「事務経験必須」「業界経験必要」など結局経験者しか対象となっていないような求人を扱う派遣会社があります。ただこれは大手の派遣会社も多用している手法であり、「業界未経験」「社会人未経験」など、未経験に関する定義を意図的にふわふわさせているため、規制は難しいでしょう。

ただ、「未経験OK」という表現を使えば、多くの人に見られる機会が増えるため中小企業の派遣会社はかなり多用している傾向にあります。

派遣先がグループ企業や関連企業ばかり

派遣会社の数がここまで多い理由は、世の企業らが自分たちの傘下に派遣会社を持っているからです。

旭化成~、富士通~、三井住友~、など聞いたことがある会社の名前がくっついた派遣会社は、「派遣業をやりたくて」その会社を設立しているのではなく、いつでも切ることができる便利な派遣社員を自社内で抱えておきたいから設立しているのです。グループ内で金を回しているだけなので、実質的に大きく人件費を抑えることができます。

もちろんこれは「グループ派遣」「専ら派遣」という派遣の禁止行為ですが、全てが禁止されているわけではなく、条件があればかいくぐることができてしまうためこのように横行しているのです。大手企業のブランド名がくっついていた派遣会社なので一見ホワイトカラーに感じますが、そもそも派遣業としての実績が無いため、そこに登録してしまうと、派遣会社の養分になるだけなのです。

「対象となる方」に「尚可」「歓迎」という文言をよく使う求人の派遣会社

「尚可」「歓迎」という言葉の意味は、「必須」という意味です。たくさん募集が欲しいため取りこぼしがないように人を集めますが、いざ選考となった場合落とされる可能性が高くなります。

これは派遣先からの指示であるため、派遣会社が悪いという判断ではありませんが、派遣先が色々な派遣会社に依頼をしている場合、派遣会社間で表現が異なることがあるのです。同じ案件を出している派遣会社間で取り合いをするため、少しでも見栄えが良いように・選ばれるように曖昧な表現を多用する会社も出てきます。見極めは難しいですが、頭の片隅に入れておきましょう。

yoirei4

ここでいう【歓迎】の「TOEIC550」などのスキル要件は「必須」「最低ライン」という意味です。

引用:リクナビ派遣

女性に嬉しい派遣会社の特徴とは?

以上の内容を踏まえたうえで、女性ならではの悩みやポイントを考えた派遣会社の特徴をまとめていきます。

①全国展開された派遣会社であること

家族の転勤などで住んでいる場所から離れてしまっても、全国展開された派遣会社であれば、転勤先・引越し先でも登録会が不要で仕事を紹介することができます。

②事務の案件をたくさん持っていること

女性に人気の職種として「事務」はダントツの1位です。特に残業のない職種である「一般事務」は案件の中でも人気が高く、他の仕事との関連性が強いため、事務経験を積んでおくことは今後のキャリアプランに大いに活かすことができます。また短期の派遣が多いことで「扶養内」で仕事を探している人にも向いており、長期・短期の偏りなく案件として持っていることが大切です。

事務を専門に扱った無期雇用派遣制度も生まれており、将来に不安がある方は今のうちに事務のスキルは付けておくべきでしょう。

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2017.03.08

③福利厚生が充実していること

「派遣は福利厚生が無い」という間違った知識を備えている人が多いと思いますが、それはいわゆる大手以外の派遣会社が原因です。派遣会社は他の業種に比べ数が多いので、いくら世間的イメージを変えようと思っても、悪巧みを考える新規参入業者が多いため中々拭いきれません。

長期で派遣されることを考えている方は育休・産休といった対処に慣れている派遣会社を選びましょう。小さい派遣会社だと福利厚生を建前上用意していても、利用されていない(使わせない)現実があります。そして、育休・産休など法律でしっかり定められた制度は実態上「福利厚生」ではありません。派遣社員にとっての当然の権利であるため、それを大々的にアピールしている派遣会社は「育休・産休以外に福利厚生はありません」と逆説的に判断することができます。

派遣会社における「福利厚生」とは、教育制度や資格講座、フィットネスクラブ、母親支援など、「付加価値」に当たるものになります。

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2017.04.11

④幅広い年齢層に対応した案件を持っていること

派遣は年齢に左右されず、スキルと実績があれば何歳でも高時給で仕事ができる働き方です。従って、幅広い年齢層を抱えた派遣会社ほど歴史が長く実績が高い派遣会社である判断ができます。抱えている案件の中にも40~50代向けのものが多くあると、その指標になります。

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2017.03.28

⑤「未経験OK」の案件が多い

派遣登録に来られる半数以上が「未経験」の方です。そういった方を対象にした派遣会社で、かつ実績があれば高い評価を受けるべき派遣会社だと判断できます。

⑥資格の支援やパソコンスキルが身に付く

キャリアアップのための資格取得支援や、パソコンを使って仕事をしていなかった人のための研修が充実していることで、その後の自分の選べる仕事の視野が広がります。

例えばテンプスタッフやランスタッドでは、資格取得のために補助金が出たり、講座を受けるための特典を用意していたりと、派遣社員に対するサポートが充実しています。

⑦優良派遣事業者であること

http://yuryohaken.info/

http://yuryohaken.info/

厚生労働省が委託した機関が、厳選な調査・審査のうえで一定の基準を満たした派遣会社のみが与えられるマークです。これは現状増えすぎてしまった派遣会社の良し悪しの判断として国がフィルター代わりに使っているものです。言い換えれば派遣業における免許のようなもので、このマークが無い派遣会社は「派遣会社ではない」と判断して差し支えありません。

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2016.07.20

⑧紹介予定派遣の案件が豊富である

紹介予定派遣の案件が多いということは、人材採用に積極的な派遣先が多いという判断基準になります。そうした企業を抱えている派遣会社というのは、派遣先企業からも評価されている証明になるため、紹介予定派遣を考えていない人も、その派遣会社がどれだけ紹介予定派遣の求人を抱えているかチェックしてみるといいでしょう。

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2017.03.08

大手派遣会社には優良な営業担当が多い

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良い派遣会社だと思って登録して働いてみると、「担当として付いた営業マンが頼りない」ということもよくあります。派遣社員として働くうえで営業担当とのやりとりは不可欠なものです。あなたの全てのサポートはその営業マンにかかっています。

大手であれば良い営業担当に巡り会える確率も格段に上がります。大手派遣会社では営業マンに求める採用基準が高く、中小派遣会社からキャリアアップして大手に転職する営業マンも数多く見られます。派遣業界で大手として常に君臨しているテンプスタッフやリクルートスタッフィングなどは、実績と人材が備わっていることを意味しています。

酒井先生
以上が派遣会社の見極め方になります。派遣の登録先(派遣会社)が変われば、仕事案件が同じでも労働環境はガラッと変わります。それくらい派遣会社選びというのは重要です。繰り返しになりますが、派遣会社とはあなたの「雇用主」になるところです。PC上で手軽に登録できてしまう派遣会社ですが、その「登録」が「入社手続き」である意識を忘れないようにしましょう。
初心者におすすめの派遣会社 強み・特徴

テンプスタッフ
女性の働きやすさ口コミNo.1
・業界最大手パーソルグループ
・福利厚生充実

アデコ
派遣会社再就業率第1位
※2017年派遣スタッフ満足度調査
第28回結果

リクルートスタッフィング
派遣会社口コミ率第1位
※2017年派遣スタッフ満足度調査
第28回結果

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