



派遣されてすぐに辞める方法
派遣先を3日で辞める派遣社員は実態としてたくさんいます。働いてみないとわからないことが仕事にはありますし、だからこそ派遣の契約の多くが1ヶ月で結ばれます。
派遣は職場見学や派遣先の上司と面談することで、早期に離職することを防ぐようになっていますが、それでも辞める方はすぐに辞めてしまいます。ただ、退職理由が派遣先の契約違反(契約外のことをさせられている、残業が多い、等)の場合は先方に責任が伴いますので、まず派遣会社に連絡しましょう。
辞める前に派遣会社の営業担当へ相談
すぐに「辞めたい」と思っても、先走って誰にも相談しないで辞めたり、いわゆる「バックレ」は絶対に止めましょう。派遣会社も派遣先も敵に回すことになり、それが大手の派遣会社だと「ブラックリスト」に入れられ、今後仕事の紹介が全くされないなどの事態に陥ります。大手でブラックリスト入りしてしまうのは派遣社員にとって本当に避けなければならないことです。
相談するタイミングは自分の就業後に時間を取ってもらうことが大切です。「辞めたい」と心の中で思っていても、周りの方へ雰囲気として出さないことが大切です。もし辞める理由となる問題が解決して、再び同じ職場に戻っても働きにくくなることを避けられます。
相談する前に知っておくマナー
- 辞める理由をまとめておく
上司の教え方、残業、職場環境など理由になるものは何かしらあります。派遣会社を挟むことで解決できる問題であればその理由が改善される可能性も高まります。またあなた自身に問題がなかったか整理が付き、もしかしたら考えが改まるかもしれません。衝動で辞めてしまうのが一番もったいないことです。 - 就業終了後に訪問してもらう
勤務中ではなく就業後に派遣会社の営業担当に時間を取ってもらいましょう。場所は近くの喫茶店やカフェで話すと派遣先に迷惑をかけることを避けられます。 - タイミングは辞める1ヶ月前に言う
今回の場合は就業して3日ですが、一般的なタイミングは1ヶ月前がマナーです。 - 辞めたい旨を派遣先に言わない
派遣会社に相談する前に派遣先に「辞めたい」と言うことはトラブルの原因に繋がります。真っ先に言うべき相手は派遣会社の営業担当です。


派遣を3日で辞める方の傾向
- 人間関係
- 仕事内容が異なる
- 残業が多い
この3つが離職理由として多いものです。逆にこの3つに拘って仕事場を探している方も多いようです。特に派遣会社でも働いてみないとわかりづらいものが人間関係です。
人間関係で「辞めたい」と思ってもそれを1番の理由にして3日で辞めることは避けましょう。3日で判断するのはまだ早いと思われてしまい、今後の仕事を紹介することが難しくなります。
3日で辞めたいなら派遣会社ごと変える
覚悟を決めて「もう辞めたい」と思った方には理由があります。その理由が派遣先だけにあることなら、それは派遣会社にも問題がある可能性が高いです。就業前までの情報不足が原因となっています。
今回の場合のように「3日で辞めたい」と思う理由は、もしかしたら就業前に防げたことかもしれません。例えば、営業担当が自分の成績だけを考えている場合、あなたを派遣先に紹介して「終了」だと勘違いしていること実例がたくさんあります。しかし派遣社員のあなたにとってはこれからがスタートのはず。その理解を全くしていない派遣会社、営業担当ということになるのです。
この傾向は中小派遣会社に多く見られます。仮にテンプスタッフやリクルートスタッフィング、アデコなどの大手派遣会社ではない中小の派遣会社で登録していて退職に至った場合は、思い切って派遣会社を変更してしまっても全く問題ありません。日本には嫌と言うほど多くの派遣会社があります。正直、中小派遣会社でブラックリストに載ってもその後の就業にほとんど関係ないので堂々とした心構えがあっても良いものです。