派遣社員期間は「社会人経験」として扱っていいの?

みなみ
転職活動にあたり、「職歴」に派遣社員の経歴を書くべきだと教わりました(参照)。しかし、面接官に社会人経験を問われたとき、派遣社員の経験しかないことを話すのは恥ずかしいです。
酒井先生
「社会人経験」というのはとても広い範囲を指す言葉であり、場合によってはフリーターも言い表せます。しかし派遣社員であれば企業の求める社会人経験について上手く説明することはできるはずです。重要なのは定義ではなく、企業が何を求めているかを確認し、自信を持って話せば活路が見いだせます。

「社会人経験」とは何を意味するの?

転職サイトの求める人材の欄には「社会人経験〇年」と書いてあることが通常です。これを「正社員での勤続年数」だと誤解してしまいがちですが、「社会人経験」に明確な定義が無いため、基本的には成人している方なら誰でも応募できることになります。

なお社会人とは「学校や家庭などの保護から自立して、実社会で生活する人」という意味であるため、派遣社員としての期間は、社会人経験として答えても構わないのです。

しかし、このように自分の中で正当化しても、おそらく選考には通りません。明確な定義がない以上、企業によっては「正社員として働いてないと社会人経験とは言えないよ」と言ってくる場合もあるのです。

そう言われてしまえば、中々こちらも返す言葉がないように思えます。しかし、企業が「社会人経験に期待していること」さえ答えられれば、派遣社員だから不利になるということはありません。

企業は「社会人経験」に何を期待しているの?

引用:リクナビNEXT某案件

企業が社会人経験に期待していることというのは、正社員でなければ体験できないものではありません。派遣社員や契約社員、言ってしまえばアルバイトでも体験できる場合があります。

しかし、正社員よりも説得力に欠けてしまうものが多いのは事実であるため、聞かれた際の対策は取っておかなければいけません。

社会人としてのマナーや責任感を身に付けているか

企業が転職者に求めるものは即戦力です。転職してから基本的なビジネススキルを学ばせて頂きます、という姿勢ではお話になりません。

また、今まで時給で働いていた派遣社員に対して採用担当は、「仕事途中で定時に帰られたらどうしよう」「残業に対する耐性はできているかな」と仕事に対する責任感についても疑念を持つかもしれません。

ビジネスマナーについては、派遣社員でも身についているものであるため問題はないのですが、派遣社員の場合は責任感に対しては十分にアピールしなければいけません。

責任感をアピールする回答例
今まで派遣社員として、3社の企業でOA事務・秘書・経理事務の経験を積んできました。全ての派遣先で契約期間満了まで働き、業務を途中で投げ出してことはありません。また、時給でお給料をいただいている以上、残業をしないで与えられた業務をすべてこなすことを常に考え行動していました。そのため、帰宅前には上司に報告をし、翌日の業務についても確認してから帰宅しておりました。

長期雇用に耐えられるか確かめている

正社員になる際には、実力はもちろん無期雇用について理解があるかどうかも見られています。

ドラマの「ハケンの品格」のように毎日定時に帰宅して、雇用期間が満了になったら旅行にいくなどといった気分転換は、当然ですが正社員ではできません。

正社員の場合、年間の休日は一定であり、企業によっては休みの日が決められています。また、時給ではなく月給、フルタイム勤務になるため、見なし残業などが設定されていた場合は働いた分だけ給料がもらえるとは言い切れません(もちろん例外もあります)。

正社員から正社員の転職であれば雇用周りについての理解はできているため採用担当も気にしませんが、派遣社員から正社員への転職である場合、その点が懸念されることも多いため、無期雇用に対する理解があることも話せるようにしておきましょう。

正社員として就業する意思・決意
社会人経験として挙げられるものは、これまで3年間続けている派遣社員としての経験です。派遣社員は時給制のため、定時になると基本退社しなければなりません。私が退社する際も、一生懸命に働く正社員の方々の姿を見て、私も責任ある正社員の1人として1つの仕事を任されたいと思い、今回は正社員としての転職を選びました。

転職エージェントに登録し派遣社員の転職事例がある会社を探してもらう

そうはいっても、やはり採用担当が「正社員としての経験」を求めている可能性は極めて高いと言えます。また過去に派遣社員の正社員採用をしたことがない企業だと、前例を重視する日本の企業の場合困難が多いと考えられます。

求人欄に「要正社員経験」と書いてある場合は分かりやすいですが、「要社会人経験」と書いてある求人が圧倒的に多いため、転職サイトから応募した場合は、職務経歴書を出すか面接を受けないと分かりません。

そうしたとき、転職エージェントを利用すれば「社会人経験」におけるミスリードは起こりません。なぜなら、転職エージェントは企業がどんな人材を求めているのか企業から伝えられているので、「社会人経験=正社員経験」と考えている企業を、正社員になったことがない派遣社員に紹介することはないからです。

派遣社員として仕事しながら転職活動をするのは時間がとてもかかるのに、無駄な時間は過ごしたくないですよね。気疲れを減らすためにも転職エージェントに登録するのは妥当な判断と言えます。

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