

一生独身として生きていくなら正社員

結婚をするかしなかという問題は、ライフプランにおいて最も重要な問題です。厚生労働省による「生涯未婚率の推移」では、女性の場合、2015年の14.9%から東京オリンピック開催予定の2020年には17.8%、2035年には19.2%と、年々増加傾向になるのではと言われています。
こうした社会的背景から、「独身女性」として生きていく計画も立てる必要が出てきますね。所帯を持たずに1人で生きていくということは、収入面について旦那に稼いできてもらうのではなく、自分自身で稼がなければいけないことを意味します。
もちろん派遣社員でも生きていくことは可能ですが、派遣期間満了後の待期期間のことも考えると、安定した収入を得ることができる正社員の方に軍配が上がると言わざるを得ません。
老後まで考えるなら正社員の方がよい
また、独身のまま人生を終えるということは、社会人として収入を得られなくなった後のことも考えなければいけません。
正社員になってしまえば、社会保険や健康保険には無条件で加入することとなるため、老後の生活についてもある程度心配はありませんが、派遣社員だとそうはいきません。
派遣社員の場合は、一定の条件を満たさなければ社会保険には加入できません。と言ってもフルタイム勤務なら99%加入できます。時短勤務の場合のみ加入が難しくなります。多くの派遣会社では人材派遣健康保険組合による「はけんけんぽ」、あるいはリクルートスタッフィングのように「リクルート健康保険」など独自の社会保険に加入することができます。

▲人材派遣健康保険組合の健康保険証(スタッフサービス)

▲リクルート健康保険組合の健康保険証(リクルートスタッフィング)
年金については待期期間は自分で国民年金保険へ加入し直す必要があります。年金がもらえなくなるかもしれないと言われている状況ではありますが、払わなければ100%もらえないのが確定となり、それなりに貯金をしておかなければ生活していけません。
無期雇用派遣か正社員への転職活動か
派遣社員としての仕事内容に惚れ込んでいて、これからも派遣社員として働き続けたいという方については、派遣会社と無期雇用契約を結ぶ「無期雇用派遣社員」になることをおすすめします。
無期雇用派遣社員になることができれば、時給制から月給制へと変わるため、派遣社員でありながら正社員と同じように安定した収入を得ることができます。
また、福利厚生についても正社員並みの待遇を受けられるため、キャリアビジョンが明確な方はただ派遣社員を続けるよりも安心して働くことができます。かつ無期雇用派遣社員として派遣された企業に気に入られれば、派遣先へ正社員として登用される場合もあります。
しかし無期雇用派遣への申込みについても各派遣会社は選考・試験を設けているため、実態は転職活動そのものです。現在の転職市場は、求職者有利の売り手市場であるため、同じ「選考」を受けるのであれば、転職活動に力を入れて正社員になる方が今は早いでしょう。
「今まで派遣社員としてしか働いたことないから」と殻にこもるのではなく、正社員に転職することも選択肢に入れてみましょう。
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