派遣社員の時給が上がって有利になる資格16選！
基本スタンスとして、派遣社員に資格は必要ありません。しかし、もしあなたが派遣社員として給与を受けて稼ぎ続けようと思うのであれば、資格が必要になることもあります。
つまり、資格を持っていることは、「必ずプラスになるわけではないが、マイナスになることは絶対にない」ということを意味します。
以下では、企業目線で持っていると有利になり、時給も上がる資格10種類を紹介していきます。
ただし誤解しないでいただきたいのが、資格は取れば取るほど良いというわけではないということです。
資格は何百・何千と存在しますが、社会的な評価を受けられて時給にも反映される資格というのは実は極わずかです。
※「★」は5段階の難易度を表しています。
ITパスポート、基本情報技術者
難易度：★★☆☆☆
IT関係のお仕事に人気です。
認知度が高いのに難易度が低いので実はおすすめの資格です。
フォークリフト運転技能講習
おすすめ度：★★☆☆☆
その名の通り、フォークリフトの運転をするための資格です。
資格を取得していると倉庫内や工場でフォークリフトを運転できるようになるので、派遣先によっては非常に重宝されます。
無資格の倉庫内作業員と比べると、時給で400～500円ほどの差が出ることもあります。
その時給の上がり具合の割に資格取得の難易度も抑えめで、最短で5時間の講習で99％の方が合格しているので、派遣で作業員として働くことを考えている方は必ず取得するべき資格です。
ビジネス文書検定2級
難易度：★★☆☆☆
社会人になると、年賀状や暑中見舞いと行った恒例の行事の際にはお客様へ文書を書く必要があります。
「拝啓〇〇様 貴社ますます・・・敬具」といったビジネスの場では書けることが当たり前の文書です。しかし、書けない人も非常に多いのが現実です。
一般常識でありながら高校や大学では習わない部分のため知らないのは当然なのです。最近の会社では、こういった資格を勉強させ、入社前に会社として受けさせるところもあります。
日商簿記検定2級
おすすめ度：★★★☆☆
経理業務として持っている人が多い基本的な資格です。簿記・会計はビジネスパーソンの必須の基本知識でもあります。
主に経理・財務・人事で必要になりますが、職種に関わらず持っているだけで高く評価する会社も多いです。
3級が個人経営の会計、2級が株式会社を前提とした学習内容になっているので、できれば2級まで取得したいところです。
ちなみに「簿記検定」と言われるものには「日商簿記」と「全経簿記」がありますが、全経簿記は認知度も社会的評価も低いためあまり武器にならないので注意して下さい。
簿記だけのことではありませんが、経理として求められることは経験です。持っているだけではほとんど意味がありません。自分の今まで行ってきた経験やどのぐらいの規模の会社の経理に携わってきたかが重要になります。ちなみに過去、簿記1級の資格を持っている方より、経理経験5年という人の方が企業からの反応が良かったことがありました。資格だけ持っていて実績が無いと「頭でっかち」な人と見られ、かえって敬遠されることもあります。
秘書検定2級
おすすめ度：★★★☆☆
「人柄の育成」ともいえる資格が秘書検定です。資格の勉強内容としては、お客さまにお茶を出す際のマナーや座る際の席順、ご挨拶のお礼文といったビジネスの場では欠かせない常識を学べる内容となっています。
他にも財務分析や簡単な法律知識など広く浅く学ぶことができます。特に女性としては業務で学ぶことも多いですが、資格として客観的に証明することもできます。
気が利くスキルとして、女性に人気な資格です。特に事務職として後から教えてもらうことよりある程度知識として備わっていると、よりその行動の意図がわかってきます。就職活動を控えた大学生にも人気な資格で、企業としての見る目も近年変わってきました。
FP2級
おすすめ度：★★★☆☆
金融・不動産・経理関係のお仕事で非常に役に立ちます。
TOEIC600点以上
おすすめ度：★★★☆☆
外資系のお仕事に人気です。600点以上でなければ書かない方がいいです。
英検であれば2級以上で記入できますが、TOEICの方が社会的評価が高い傾向にあります。
危険物取扱者
おすすめ度：★★★☆☆
危険物取扱者は、工場やガソリンスタンドなどで危険物を取り扱ったり、管理するための資格です。
甲・乙・丙でそれぞれ難易度が大きく異なり甲は難易度も高いのですが、乙丙であれば比較的楽に資格を取得できます。
乙は合格率が70％ほどあり、取得すると化学メーカーなど高時給の派遣先の道も開けます。。
QC検定
おすすめ度：★★★☆☆
QC検定は商品の品質管理に関する資格で、製造業はもちろん飲食業や役所、病院など幅広い業種で有利になります。
1級から4級まであり、1級は合格率8%と非常に難易度が高いのですが、派遣社員であれば3～4級を持っていれば十分です。
品質管理に関わる派遣の仕事であれば、資格を取得していると時給も上がるでしょう。
ビジネス実務法務検定2級
おすすめ度：★★★★☆
法務・特許関係のお仕事に人気です。
その他ビジネスシーンで起こり得る法務について学ぶことができます。
基本情報技術者
おすすめ度：★★★★☆
基本情報技術者は、ITパスポートの上位資格のような位置づけで、派遣エンジニアやプログラマーが持っていると有利な資格です。
合格率は25％前後と低いものの、合格すればIT系の高時給求人の選考で有利になります
宅地建物取引士
おすすめ度：★★★★☆
不動産関係はもちろん、その他法律関係を網羅的に含んだ資格なので全業種で高く評価しています。職種に関係なくても持っているだけで資格手当が出る会社もあります。
測量士
おすすめ度：★★★★☆
日商簿記1級
おすすめ度：★★★★★
簿記1級は、会計事務所や経理・財務の仕事で取得しているととてつもなく有利になります。
高時給の職場には「簿記1級以上」を条件にしている所が数多くあるので、一般的な事務職よりも時給も大幅アップするでしょう。
例えば簿記1級があると時給2,000円という求人が多数あります。
ただし、難易度も相応に高いです。
社労士
おすすめ度：★★★★★
社労士は社会保険労務士法に基づいた国家資格で、企業の人材の雇用保険や社会保険、国民年金に関する書類を作成したりします。
また、その他の社会保険に関する業務やコンサルティングなども行います。
国家資格なので取得の難易度は非常に高いものの、派遣ながら時給1,800円以上というそれに見合った好条件で働くことが可能です。
行政書士
おすすめ度：★★★★★
人事・労務・総務関係のお仕事に人気です。国家資格で非常に難易度が高いのですが企業からはとても人気です。
人事関係の法律資格なので派遣社員として働く上での知識もつきます。
派遣社員の時給が一気に上がる資格ほど取得難易度も高い
一般論として、取得するのが難しく合格者が少ない希少な資格ほど一気に時給が上がります。
やはり苦労せず取れて、多くの取得者がいる資格は一気に時給が上がることもありません。
一気に稼ぎたいなら難しい資格を取得する必要がある点には注意しましょう。
派遣社員として働きながら資格取得はできる？
結論から言うと、働きながらの資格取得は十分に可能です。
むしろ派遣社員は働きながら最も資格を取得しやすい雇用形態と言っても過言ではありません。
派遣社員は基本的に残業がなく、付き合いによる飲み会などのないので、定時で仕事が終わった後の時間を自由に資格取得の勉強に使えるからです。
また、大手の派遣会社の多くは派遣社員の資格取得を積極的にサポートしており、金銭面の負担も一般的な会社員より少なくて済みます。
そのため、派遣社員として働きながらの資格取得は十分に可能であるといえるでしょう。
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資格以外で派遣社員の時給が上がるポイント
一般的なビジネスマナー
資格とは関係ありませんが、ビジネスマナーを身に着けていると人間関係が良好になるので、技術を教えてもらったり契約更新に繋がりやすく、時給も上がりやすいでしょう。
また、人間関係が良好で派遣先からの評価が高いと契約更新時に時給アップの話も出やすいので、資格とは別に時給が上がる可能性が高くなります。
現場で使えるスキルや経験
資格ではなくても、現場で重宝されるスキルや経験を持っている人も時給が上がりやすいです。
特定のツールを扱うことができたり、オフィスソフトで3年間事務をした経験があるなどです。
派遣社員の時給が上がる資格まとめ
今回は派遣社員の時給が上がる資格や、難易度を紹介しました。
資格があれば時給は上がりますが、資はを使いこなせなければ何も意味を持ちません。
お勉強上の知識は使わないとどんどん忘れてしまうので、企業によってはTOEICのような「更新」を前提とした資格の方が評価されることもあるようです。
また、経理の仕事は簿記を持っていると同時に実務経験を問われることがほとんどですので、資格と合わせて実務経験もあった方が良いでしょう。
会社によっては「簿記2級に相当する仕事をした経験」といった資格以上に経験を問われることもあります。
資格があると何かと有利なのは間違いありませんので、自分の業種に合わせて積極的に取得して時給アップを狙っていきましょう。
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